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麦麺
「最も選ばれた即席めんメーカー」の王座に輝く
「ハオハオは年間20億食以上の美味しい食事を全国にお届けしています」という言葉を耳にされたことはございませんか。これは決して誇張ではなく、実際の販売実績に基づいた、まさに感動的な成果なのです。
学生の皆様に尋ねてみてください。寮生活や下宿生活を経験された方なら、「夜には一袋の即席めんを」という歌詞に心を動かされたことがあるかもしれません。この歌詞は、学業に励む多くの学生の等身大の気持ちを代弁しており、即席めんは大学時代を支える欠かせない存在でした。
また、ダット・ジー(Dat G)とズー・ウエン(Du Uyen)の人気楽曲バイン・ミー・コン「Banh Mi Khong」では、「昔よく食べた屋台の味。叩く音が懐かしいフーティウ(Hu tieu)と、お湯を注ぐだけの即席めん」をご存知でしょうか。これは工業団地や輸出加工区で働く「ブルーカラー」の労働者たちの暮らしや思いを歌ったものです。限られた環境の中で家族を支える彼らにとって、ハオハオは日常に寄り添う存在でした。
“ホワイトカラー”である公務員や会社員は、多忙な現代の職場環境で大きなプレッシャーの中、日々の業務に取り組んでいます。そんな中、限られた時間で食事を済ませたいときに、カップ麺は彼らの第一の選択肢となっています。
このように、エースコックベトナムの製品は社会のあらゆる層に広く浸透しています。知識労働者から現場作業員まで、都市部から農村部まで、家族の温かな朝食から災害時の非常食まで、あらゆる場面でご利用いただいております。「20億食」という数字の重み、伝わりましたでしょうか。
しかも、これはハオハオ製品だけの数字です。エースコックベトナムでは他にも多彩な即席めん製品を展開しており、すべての製品名を挙げるのが難しいほどの品揃えです。Enjoy麺からSiuKay麺、デ・ニャットフォー(De Nhat)からフー・フオン春雨(Phu Huong)、ハン・ガー米粉(Hang Nga)、ニップ・ソン米粉麺(Nhip Song)まで、各製品ラインにはさらに数十種類以上のフレーバーがあり、消費者の皆様を全国各地の美食の旅へとご案内し、さらに、故郷の懐かしい味をどこでもお楽しみいただけます。
世界即席めん協会の統計によると、2019年におけるベトナム国内の即席めんの消費量は50億食を超え、そのうち実に半数以上がエースコックベトナムの製品でした。つまり、市場やスーパーマーケットの棚に並ぶインスタント麺10個のうち、5個はエースコックベトナムの製品ということになります。
同年、弊社の即席めん販売数は34億3千万食に達し、1995年の1,500万食と比較すると、まさに「聖ジオン(Thanh Giong)のような急成長」を遂げたと言えるでしょう。
ベトナム市場参入から25年、エースコックベトナムは、高品質かつ多彩なフレーバーを誇る製品群で消費者ニーズに応え、生産技術の近代化を推進することで、業界全体の価値向上にも貢献してまいりました。そして、Kantar Worldpanelの調査において「ベトナムで最も選ばれているイ即席めんブランド」として長年トップの座を維持しています。これは単なる成功ではなく、消費者の皆さまからの確かな信頼とご支持の賜物です。
ブン
ひとつの小さな調味料パックに込められた、鍋いっぱいのスープの精髄
もし米を原料とする麺類の調理法の豊富さを競うコンテストがあったとしたら、ブンは間違いなく他の全ての候補を抜き去るでしょう。「涼やかな舌ざわりと、爽やかなのど越し」の麺として知られるブンは、このS字の大地を貫く文化の代表として、数え切れないほどの料理に姿を変えて親しまれてきました。
北部のブンは、食材選び、調理、そして味わいまで、すべてにおいて上品さと洗練を体現しており、その風味は淡白で優雅です。塩辛さ、辛味、酸味、甘味といった味の個性は中部のブンに特徴的で、宮廷料理の洗練さと、庶民的な街角グルメの親しみやすさが見事に融合しています。南部のブンは、素朴でシンプルな魅力に、少し野性的で開放的な要素が加わり、香り高く、甘く、コクのある独特の風味で人々を魅了しています。
このように地域によって違いはあるものの、最終的に最も重要なのは、それぞれのブン料理の「魂」とも言えるスープにあります。そして、そのスープの特徴を生み出す秘訣は、ある特定の調味料にほかなりません。ベトナムの人々は、ブンボーフエやブンマムといった料理において、マムルオック(シャコペースト)やマムカー(魚醤)などの様々な発酵調味料を使いこなすことに慣れ親しんでおり、これらがなければ、その一杯のブンは完成しないのです。
もしこれが人から人への「技の伝承」であれば、十分な材料と少しの技術があれば、誰でも本格的なブンスープを作ることができるかもしれません。しかし、家庭の台所から工業的な製品ラインへの展開は、そう簡単には行かないのです。どうすれば魚醤やシャコペーストを、製品と一緒に適切にパッケージングできるのでしょうか?それを、エースコックベトナムは実現したのです!
ブンハンガーのマム風味シリーズなら、お湯が沸くまで数分を待ち、調味料パックを入れるだけで、誰でも魚醤の豊かな甘みと複雑な香りを楽しめる「絶品」のブンマムを簡単に再現できます。その香りと甘みが、なめらかなブンの麺に絡み、新鮮な野菜のシャキシャキ感とともに、ローストポークや海老、イカの切り身を一緒に味わえば…なんと素晴らしいことでしょう!すべてが調和し、味わう人の心を「ノックアウト」する準備は万端です。
時には、工業製品だからその美味しさや香りは「偽物」ではないかと思われがちですが、パッケージを読んでみると、本物の魚醤が使われていることが分かります。決して手を抜いていないのです!ふと思うのです。エースコックベトナムはなんと巧妙なのでしょう!鍋いっぱいのスープの精髄が、たった一つの小さな調味料パックに凝縮されているのです!
本当にこの業界に携わっている人だけが、こうした製品を生み出すまでに、どれほどの苦労と努力があるかを理解できるでしょう。ベトナム西部をくまなく巡り、ブンマムを一杯一杯味わって、その本質を体で覚えるために、何度も現地へ足を運びました。その後は、伝統の味を忠実に再現しながらも、インスタント製品として成立させるための研究開発が続けられたのです。素材の選定からレシピの調整まで、試行錯誤の連続。レシピは何百回も微調整を重ねました。時には、夢中になりすぎて食事を忘れ、夜も眠れず、頭の中は「カーリン魚の発酵調味料をどうやってインスタント化するか」でいっぱいになる日もありました。そうしたすべての努力が実を結び、ついに「ハンガーブン」が誕生したのです。伝統の風味をしっかり守りながら、現代のライフスタイルに合った新しい姿で世に送り出されたのです。
製品研究開発に携わる人々にとって、これ以上甘美な成果があるでしょうか!
フォー
ベトナム産米の価値を高める
水稲はベトナムにおける主要な食糧作物であり、国家経済を支える重要な柱となっています。農業農村開発省によると、ベトナムの米輸出量は年平均約600万トン、約28億1千万ドルにのぼり、常に世界有数の米輸出国としての地位を維持しています。しかし実際には、ベトナム米の商業的価値は依然として高いとは言えません。そのため、ベトナム米のブランド構築プログラムに加え、先進的な加工技術を導入し、米を原料とする製品の多様化も、ベトナム米の価値向上において極めて重要な役割を果たしています。中でも、エースコックベトナム即席フォーや米麺即席製品は、まさにこの課題に対する有効なソリューションの一つといえるでしょう。
2007年の販売開始以来、エースコックベトナムの国内市場における米麺即席製品の売上は、即席フォーを含めて着実に成長を遂げ、2019年には1,500億ドン(約6,500万ドル)を超え、総売上の約18%を占めるまでになりました。さらに、世界35か国以上に輸出しており、エースコックベトナムの米麺即席製品全般の輸出売上は1,000万ドル(約225億ドン)を突破、年平均10%の成長率を維持しています。
特に注目すべきは、同社が食品安全衛生について極めて厳格な基準を持つ日本への乾燥フォー輸出に成功したことです。完全な調味料とともにパッケージングされた乾燥フォーが、「フォッコリキブン」という商品名でベトナムフォー製品として日本全国で販売されています。この製品の日本市場における販売数は、発売からわずか3年で、12倍という飛躍的な成長を遂げ、2017年には累計1,700万個以上を売り上げました。
即席フォー製品に加えて、エースコックベトナムはベトナム料理店やアジア料理店向けの乾燥フォー製品の展開も進めています。代表的な例として、2017年にチェコ共和国で有名なレストラン「フォーラン」が、メニューのフォーにエースコックベトナムの乾燥フォーを採用しました。エースコックベトナムは、米を原料とする加工製品がレストランや飲食店向けの流通にとどまらず、今後はより広い消費者市場においても大きく成長する可能性があると見ています。
エースコックベトナムは年間約2万トンの米を使用して米麺製品を生産しています。同社の考えによれば、米の潜在能力を最大限引き出すには、技術投資によって、原料である米を加工製品へと転換し、その価値を高めることが農業発展への近道となります。実際に、エースコックベトナムの製品を通じてベトナム米の価値は原料時の3〜5倍にまで引き上げられています。
2017年から、エースコックベトナムはトゥオイチェー新聞と協力し、毎年12月12日を「フォーの日」としてベトナムで制定することを提唱しています。このイベントは米の価値を讃えつつ、日本の寿司やイタリアのピザのように、フォーをベトナムを代表する料理として世界に広めることを目的としています。
稲作を題材にした歌に「故郷よ、実りの季節を待つ青々とした田んぼより美しく、尊いものが他にあるでしょうか。愛は瞳から始まり、明日は今日から始まる」という一節があります。エースコックベトナムの今日の成功もまた、一粒一粒のベトナム米に込めた情熱と愛情から始まったのです。
春雨
消費者の心にいつもある「唯一無二」の存在
ブン、フォー、フーティウなどが日常的に食べられるのとは異なり、春雨を食べる時、人々はすぐにテト(旧正月)や忌日、年末などの特別な機会を思い浮かべます。春雨作りには多くの複雑で繊細な工程が必要で、天候にも大きく左右されるため、これまで継続的な大量生産はほとんど不可能とされてきました。
手作り春雨の原料は、一般的にドンリエン芋の澱粉が使われます。澱粉は温水で溶かし、バインダーのような薄いシートに延ばして蒸し、一日かけて天日干しします。その後、シート状の春雨を長い短冊状に切り、水に浸して柔らかくしてから細い糸状に機械でカットします。さらに手作業で春雨を揉む工程が加わります。この力加減が重要で、強すぎると崩れ、弱すぎると弾力が出ません。そしてもう一度天日干しを行い、春雨に適度なコシと歯ごたえを与えます。干す際には、春雨が絡まないよう一本一本を真っ直ぐに整える必要があります。最後の工程では、春雨を適度な長さに切り、均一な束にまとめて包装します。こうして完成する春雨は、北部の人々から「大地の絹糸」とも称されます。職人たちは晴天に恵まれた日には2-3日間、夜明けから夕暮れまで懸命に作業を続けなければなりません。
手作業から現代的な生産への移行は、単に人間を機械に置き換えるだけだと思われがちですが、長期間にわたる研究と詳細な調査を通じて、一つの結論にたどり着きました。春雨本来の特性を守るためには、機械と手作業の絶妙な組み合わせが必要だということです。麺の製造を難易度1とすれば、フォーの製造は麺の2倍の難しさ、そして春雨の製造はフォーの2倍の難しさがあります。エースコックベトナムにおける春雨製造のプロセスは、完成度が高く、品質に優れた乾燥春雨を作り上げるために、今日に至るまで多くの時間と努力を要しました。
さらに、伝統を尊重しながらも画期的な改良を加えた製品を作るために、エースコックベトナムはドンリエン芋の代わりに緑豆澱粉とじゃがいも澱粉を原料として採用しました。その結果、なめらかで真っ直ぐ、透明感があり、コシと弾力を兼ね備えた春雨を実現しただけでなく、清涼感があり、健康的で、食品安全基準もクリアした製品が誕生しました。
そして何より驚くべきことに、エースコックベトナムが最初に市場に送り出した春雨製品は茹でて使う春雨ではなく、即席春雨だったのです。この先駆的な挑戦により、エースコックベトナムはベトナム人に春雨を食べる新しい概念を創造しました。ブランド「フーフーン春雨」は瞬く間に市場で大ヒットを記録。販売代理店は工場まで足を運び、列に並んで、春雨の箱を一つでも多く手に入れようと競い合いました。
最初は市場テストを目的とした委託生産から始まったエースコックベトナムですが、急増する需要に応えるために専用の工場を南部に建設。さらに北部にも工場を新設しました。フーフーン春雨は、販売代理店や小売店がエースコックベトナムに提出する注文リストの中で、常に最上位に挙げられる製品となりました。2005年から現在まで、フーフーン春雨の販売実績は他社の羨望の的となっています。累計販売数は約6億個、年平均約4,000万個という数字です。消費者に「ご家庭で使っている即席春雨のブランドは?」と尋ねれば、その答えはほぼ間違いなくフーフーンでしょう。
16年の歳月が流れた今もなお、その地位は揺らぐことなく「唯一無二」で、代替不可能な存在であり続けているのです。
フーティウ
「完璧な仕上げの筆致」
ベトナムの食文化は「フーティウ」という名を抜きにしては語れません。香りの多様さ、味わいの豊かさを兼ね備えたフーティウは、「麺料理」の最後に仕上げの筆致を加えるような存在として現れました。サイゴンでは、フーティウは非常に親しまれている料理で、どんな通りでも気軽に見つけることができます。中でも、「懐かしいサイゴン名物」として知られるのが、フーティウ「ゴー」です。ここでの「ゴー」は料理の名前ではなく、独特の販売スタイルを意味します。夕方頃、または深夜から明け方にかけて、フーティウ売りは小さな路地を歩き回り、手に持った道具で「コッコッ」という心地よい音を響かせます。その音を耳にして、窓から顔をのぞかせて注文すれば、やがて熱々のフーティウが玄関先まで届けられるのです。
サイゴンには他にも無数のフーティウ料理があります。麺や出汁の作り方が全く異なっていても、すべてフーティウ!と呼ばれています。フーティウナムバン、フーティウサデック、フーティウボーコー、フーティウムック、フーティウカー、フーティウボーヴィエンなど。エースコックベトナムの地方の食文化を尊重する姿勢からも、製品「宝庫」において、フーティウは欠かせない存在でした。そこから、即席フーティウのアイデアが誕生したのです。
フォーやブンの麺とは異なり、フーティウの麺はコシと弾力が特徴です。これは精製した米粉で作られているからです。またフーティウの魅力は、ニラの刺激的な味わい、大根、干しイカ、豚骨から引き出された上品な甘み、そして炒めた挽肉やフライドガーリックの香ばしさにもあります。エースコックベトナムはこれらの精髄をじっくりと味わい、研究を重ね、ニップソンフーティウの一杯に、できる限り忠実に再現しました。
こうして南部の味が、エースコックベトナムを通じて全国へ届けられるようになりました。今では、北部の人々もフーティウボーコーを食べたくなったら、「本場」と同じ色、香り、味わいを自宅で楽しめます。中部の人々がフーティウナムバンを食べたくても、遠く南部まで足を運ぶ必要はなく、自宅でお店と同じように美味しいフーティウを味わうことができます。そしてサイゴンの人々にとっては、たとえ雨風の音でフーティウ「ゴー」の音が聞こえない夜でも、キッチンにインスタントフーティウがあることで心温まる気持ちになるのです。
調査会社カンター・ワールドパネルの2019年消費者行動調査データによると、エースコックベトナムのニップソンフーティウは、ベトナムの主要4都市および農村地域において、最も購入されているインスタントフーティウブランドであることが分かりました。
こんな比喩を聞いたことがあります。もしフォーが輝かしく気品のある美女で、一目見ただけで心を奪われるとしたら、フーティウは素朴で清楚な女学生のようで、見れば見るほど愛らしく、魅力的だと。フーティウの美味しさは、しっとりと降り続ける雨のように、静かに、深く、味わう人の中に染み渡っていくのです。
フーティウ いくら食べても 飽きがこない
スープの旨さは いくらすすっても尽きず
どんぶり空でも まだまだ恋しくて
「もう一杯よ、ほっそりボディのためにね!」